2008年12月08日

福島で蕎麦を食べるなら、「阿部」の天ざるでっ!





こんばんは~、美味しいもの大好き七代目ですっ



今日は福島市内でもお気に入りのお店を一軒ご紹介しましょう♪



福島駅から阿武隈急行に揺られること10分、卸町駅(その名の通り
近くには福島市中央卸売市場や福島卸商団地などが広がる。
周辺一帯は文字通り問屋街となっており、福島市内外の流通の要となっている)
に一体化しているその蕎麦屋さんは、地元でも蕎麦好きに知られる



「阿部」さんです!!



ここのお蕎麦は北海道産の「牡丹そば」という珍しい蕎麦粉を
使っております。これは蕎麦の本場北海道でも全体の僅か一割程度
という生産量。それをこちら「阿部」さんでは北海道浦臼町での契約栽培
により通年の確保を実現しているのだそうです。実際に席に座ると、
蕎麦を植えてから収穫までの過程を追った写真なんかも見れて、
頭の中でこの蕎麦に対する愛着というか、「ドラマ」がもわもわと
沸いてきます。



自家製粉つなぎなしの100%手打ち!天つゆの味わい深いだしも
さることながら、新鮮な素材の天ぷらのサクサク感がたまりません!!



そしてそして~・・・



・・・言っちゃっていいですか?




「蕎麦」には「美味しい日本酒」が合うとはよく言われていますが、
ここの冷蔵庫には「久保田」「飛露喜」がさらっと置いてあるのです。
(メニューには酒の名前はのってませんが、気が付いたら好きな人は
ヨダレがとまらないことでしょう)



この日わたしは以前から目をつけていた「獺祭(だっさい)」を迷わず注文
しました!!ま・・・まさかこれが福島で飲めるとはッ!?しかもお蕎麦屋
さんで・・・



これ、山口の小さな酒蔵なのですが、なんと「皇室献上酒」にも選ばれている
逸品。酒呑みも知るひとぞ知る、という代物です。



さっそく蕎麦と合わせて、ひとくち。



「うッ・・・・美味ぁぁあああああいいいいいッッッッ!!!!!」



上品な100%手打ちの牡丹そばの香りと、絶妙な甘み・辛味のバランスの
「獺祭(だっさい)」のハーモニーが、おくちの中で桃源郷をつくりだしています。
思わず、目をつぶりしばらくその幸せに浸ってしまいました。



「生きてて良かった・・・ほんとに生きてて良かった・・・」



お店のご主人がその時ひょいと顔を出して、「そのとっくりは実は一合より
少し入ってお得なんですよ」と声をかけてきてくれたが、その本意は
「よくぞ獺祭に目をつけてくれたね、うちの蕎麦との相性はバツグンだよ」
とでも言いたげなお顔でございました。



一口一口、蕎麦と日本酒が口のなか、下の上で絡み合うごとに「天上楽土」
「極楽浄土」「ぱらいそ」「ヴァルハラ」・・・そんな神話の世界にでてくる天国の
イメージが走馬灯のように流れていきます。



って、走馬灯て。死んでしまうではありませんか(笑)



ちょっと表現に尾ひれがついてしまったかもしれませんが、上質の蕎麦と
洗練された日本酒のタッグの強力さを改めて知った今日この頃でした。
なにげにレベルの高い福島グルメ。
蕎麦を楽しむなら、七代目が太鼓判を押してオススメいたします。



【蕎麦游膳 阿部】
福島県福島市鎌田字卸町3-1 阿武隈急行卸町駅
営業時間 11:00~15:00/17:00~20:00 毎週水曜定休
TEL 024-554-5831   


Posted by まちゃき七代目 at 20:13Comments(4)おすすめ地元グルメ