2011年11月20日

一週間を振り返って(超長文)

お久しぶりです、七代目でーす(^o^)/





いやぁ、一週間ぶりに旅館に戻って落ち着いたと思いきや
ありがたいことに旅館が忙しくて、バタバタしています
(^_^;)





旅館は、忙しいことが何よりですね♪





さて、ほんとには少しずつブログを更新できたらいいのですが
素敵な出会いがたくさん会った七代目の一週間を自分なりに
ふりかえってみたいと思います!!





ほんとに長いから、気を付けてね!(笑)





11/13(日)



福島の南相馬で、全国の若旦那が大集合し、被災者の方に
全国のグルメやお菓子を無料で振る舞うイベントに参加
してきました!








芋煮汁を準備しています。








福島県部長さんと岩手県部長さんの
ツーショット♪






私は東北ブロックエリアで秋田のきりたんぽと山形の
芋煮汁のお手伝いをしていたのですが、「飯坂温泉」の
ハッピを来ていたので、南相馬から飯坂温泉に避難して
きた方たちから声をかけられました。





「その節は、飯坂でとてもお世話になりました。
飯坂の人たちはとてもいい人たちばかりだった」





まだ自分たちの生まれた土地に帰れずに仮設住宅に住む
避難者の方たちに胸が痛むとともに、南相馬というのは
飯坂にとっても特別に思いを馳せる地にであると、
再認識しました。









また、全国から若旦那が集まったということで、全国の
旅館の仲間やホテル学校の時の同級生たちにも久しぶり
に会えて、七代目としてもとても元気がもらえた
イベントでした!!





11/14(月)



仙台で、東北の旅館の青年部が集まる
「旅館青年部東北ブロックinみやぎ」がありました!!









基調講演でS・Yワークスの佐藤芳直社長から今後の
旅館業界についてのお話をいただきました!
とても中身のあるお話で、今後の旅館業界の展望が
見えたような気がします。





東日本大震災を機に、日本人の価値観は変わりました。





みんな、原点に戻る。「家族の絆」がとても重要視
される時代になってきます。
真の人間関係とは、「思いを馳せあう関係」。
旅館は、思いを馳せあえるお客様を「再定義」する
必要がある。そして、それができる旅館が生き残って
いけるのだと。





宿とは、「主の主体性に触れる喜びを感じる場である」
という言葉が、とても印象的でした。





これからの企業は、いかにお客様に「学び」「成長」の
場を提供できるか、にかかっていると思います。





また、観光の3要素とは
(1)Nature【自然】
(2)Culture【文化】
(3)Nostalgie【懐かしさ】


であり、いま日本人の、「日本文化への憧れ」はとても
強く、旅館こそお客様の「家族の風景」の中に、日本文化
や祭りごとをはさんで「家族の絆」「スタッフとの絆」
「地域との絆」のつながりをつくっていける場なんだと
実感しました。





佐藤社長さんのおしゃる、『魂が憧れる宿』を、ぜひ
目指したいと思いました!!









ちなみに、夜はドレスコードありの素敵な
プレミアムパーティがありましたよ♪





11/15(火)



知人の紹介で、福島原発のすぐ近く、富岡町に住んで
いた経営者の方を紹介していただき交流しました。





吉川屋は原発から80km離れていますが、彼らの話の
重みは、私たちが住んでいる地域とは全然違うと思い
ました。





原発が冷温停止し安全宣言が出ても、帰れるのか?
「帰りたい、という思いと、帰れない、という現実」





わたしは、旅館という立場で彼らに何が協力できる
のだろう、と思いました。










その後、いわきで「夜明け市場」というシャッター街
になった居酒屋通りに新しい風をもってきた若者と
一緒に、夜明け市場に行ってきました!





彼も実家の製氷会社が津波で流された経験から、
「自分がいま何をできるのか」と東京で企画会社を
やりながら真剣に考え、地域復興のためにとても
精力的に活動しています。





私は最近そんな若者と多く出会う事ができ、
「絶対に福島は復興する。震災前よりもっと
素晴らしく、世界一の福島になる」
と、確信を強めております。









余談ですが、当館の女将がパッケージになった
東北応援おにぎりがファミリーマートにて
発売中!メッセージ動画付きです!





11/17(木)〜11/18(金)



日本旅行さんという旅行業者さんが、全国の
旅館の若手を集めた勉強会、「日旅連塾」を
東京で開催したので参加してきました!





日本旅行の丸尾社長さんのリーダーシップ論は
ご自身の経験をもとに語られ、とても説得力の
あるものでした!
いつの時代も、経営者としての「素養」は不変
のものであると感じました。





「当たり前のことを、当たり前に」
「継続的改善によるブランド化、継続的顧客の獲得」





経営者としてのいろはを学んだ思いでした。





また、山田ビジネルコンサルティングの青木部長
さんからは、『事業継承と経営計画のポイント』を
学ばせていただきました。





こちらも青木さんの経験をもとに、いかに「縦割型
組織」から「チーム型組織」へ変革を図るか、
「現場巻き込み型」の経営計画をつくっていくか
とても参考になりました!





言う程簡単でないわけですが、ビジョンをもって
自分の理想とする会社をつくっていくのには、
つねに経営を学び、実践し続けて行くこと。
それしかないのだと思いました。
まだまだ経営者のタマゴですが、勉強し続けたい
と思いました♪o(^_^)o









天王洲アイルのJTB本社に立ちより、東北の
担当者の方に福島の現状をお伝えしてきました。









上野駅では福島のJAさんが福島野菜を
直売していました。頑張っている姿を見て
福島県民として胸が熱くなりました。









上野駅にはこんな素敵なツリーが。
思いを馳せ合う関係、ステキですね☆






11/19(土)



久しぶりに出張から帰ってきて机の上に
たまっている書類を片付ける間もなく、旅館は
満館で大盛況、現場に入って奔走していました。





東京からふたつの復興支援ツアーがいらっしゃい
ました。





ひとつは、わたしのつながりで来てくださった
ツアー。今後も引き続き福島への復興支援のツアー
を継続していきたいと、若者たちの力をつなぎ
あわせて東北を復興していこうと熱く誓い合い
ました。とても素敵な人たちに出会えました☆





もうひとつは、福島県中通りの、「花街道キャンペ
ーン」がらみの「福島おくのほそ道モニターツアー」
さん。こちらも東京からのお客様でした。





こういった、福島復興支援ツアーの流れが増えて
いるのはとても良い兆候だと思います!!
震災を通じて大きく変わった日本人の価値観。
いま、福島で世界の最先端の「こころ」が見る
ことができるかもしれませんね!!









長くなってしまいましたが、締めの写真はモニター
ツアーに参加してくださったうちの一人、福島
出身のお笑い芸人「なすび」さんに、うちの温泉
ウンポポくんと一緒に記念写真を撮っていただき
ました☆









いやー…なかなか熱い一週間でやんした(^_^;)ゞ
  

Posted by まちゃき七代目 at 19:04Comments(2)つれづれ