2011年12月31日

みなさま、よいお年を♪

みなさんお久しぶりです、七代目です(^_^)ノ





師走もあっという間に駆け抜け、2011年ももう
終わりですねぇ。





12月は忘年会シーズン、クリスマス、そして最後の
忘年会の波が過ぎると年末年始の忙しさがやってくる
ので、私を含めスタッフたちも息をつくヒマも
ありません(汗)





でも、震災後こうやってお客様が戻っていただける
ことは、本当に、本当にありがたいことです。





以下、わたしの個人的振り返りです。





2011年は、福島県民の誇りが深く傷つけられた
年であったと感じます。





震災の津波で、福島の沿岸部も大きな打撃を受け
ました。しかし直後の原発事故により、30km圏内
は救援にすら入れませんでした。





自衛隊や警察が遺体捜索に入ったのは半月も過ぎて
のこと。
仕方なかったとはいえ、あの時すぐに救援に入れば、
どれだけの命が助かったのかと、とても悔しい思い
です。






原発事故は日本では初めてのことであり、初動も
混迷を極めました。





正しいのか間違っているのか、さまざまな情報や
憶測、デマが飛び交い、わたしたちも不安の中
この9ヶ月を過ごしてきました。





当然旅行客もガクンと減りましたが、避難者の受入れ、
復興支援の受け入れの忙しさに追われ、その間に
少しずつ一般のお客様も戻ってきてくださった
というのが現状です。





「風評被害」とは、とてもあいまいな定義の言葉
ですが、首都圏に電気を送るためだけの福島第一原発
の人為的ミスによって放出された放射能、それに
よって福島県民が県外で差別にあったり、子ども連れの
若い親たちが福島県外に避難したり、農作物や工業
製品にまで風評被害は及びました。





原因と結果、つまり東京電力の人為的なミスによって
福島県(広くいえば東日本)が実害と風評被害を受けた
という部分がどこかボヤけて、責任の所在も不明確な
ままに、なぜか福島が非難されるという風潮、この
現象に、多くの福島県民の方は心痛めてきたのでは
ないかと察します。





震災を通じて、人の心というものや国の仕組みと
いうものが透けて見えるようになったのは、ひとつの
学びだったのかもしれません。





震災・津波・原発事故・風評被害という四重苦を
経て、わたしはもっとこの福島に郷土愛が生まれ、
この福島に住む人たちが笑顔で幸せになれる世界一
の福島をつくっていきたいと思うようになりました。





わたしはたかが旅館の若旦那なので、できることは
限りなく小さいですが、少なくとも色々と今年は
来年にも向けて仕込みをやってまいりました。





いま、福島では不思議な運命の歯車が回っている
と、私は感じます。





わたしも半年近くは精神的に落ち込んでいま
したが、ようやく「世界一の福島になる!」
と思った瞬間、自分の周囲が目まぐるしく
動き出しました。





いま、福島では一部で「不可能が可能になる」
という不思議な現象が起こっている気がします。





当館の女将も東北の女将の代表として野田総理に
お会いしてきたり、わたしも飯坂の若旦那として
NHKの全国生放送に出させていただいたり、普通
では体験できない出来事がどんどん起こっています。






その流れの力もお借りして、来年は福島を希望の
大輪の花でいっぱいにしたいと考えています\(^o^)/






震災を通じて学んだ大きなことは、「起きた現象が
良かったのか悪かったのではなく、どうプラスに
解釈し、行動するか」






わたしには、世界中の人が福島の人の生き方を学びに
訪れ、みんなが笑顔で生活しているビジョンが見えます。





そして、そのビジョンを共有できる仲間たちがいます。





このブログを見てくださって、心を寄せてくださりながら
まだ福島には行けない、という方もいると思いますが
大丈夫です!!





必ず行きたくてしょうがない福島をつくっていきますから♪






とりとめのないブログになってしまいましたが、いつも
七代目ブログを購読して支えてくださっているみなさまに
感謝し、また来年、みなさんがもっと幸せになれるように
祈り申し上げております!





今年一年、大変お世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。





吉川屋 七代目より  

Posted by まちゃき七代目 at 11:14Comments(0)つれづれ