2008年10月07日
飯坂けんか祭りギャラリー③~猛々しき男の祭り~
さぁ、みなさまお待たせいたしました!
10月4日(土)夜7時を過ぎますと、各町内の太鼓屋台が
練り歩き、宮入り(みやいり)が始まります。
大地を轟かせる太鼓の振動は、朝の「それ」とはまるっきり
別物だと分かり、これから降り立つ荒ぶる神々の姿すら
予見させます。
会場となる八幡神社は、午前中とはうってかわって溢れん
ばかりの人、人、人!!!
近くに駐車場もなく、公共の交通機関でしか来れないのも
アレなのですが、と~にかく、こんなに温泉地に人が来たら
パンクしちゃいます!!ってくらいいっぱい人がおりました。

まだこの写真は宮入の少し前、神輿が到着する前になると、次々と
人が押し寄せてきます。場所取りが何より大事といえるでしょう

地元の人のアドバイスもあって、ぶつかりあうふたつの屋台が同時に
見られるベストスポットを陣取ることに成功!ここだと人の波に動きを
とられることも少なく、屋台との接近戦にもならないので比較的安全
だといえるでしょう

子供たちが持つ高提灯、御神輿がものすごい速さで境内を走り回り
終わると、各町内のテーマの太鼓を鳴らした太鼓屋台がズンドコ
入ってきました。
盛り上がる観衆。屋台の上には2人の人が悠然と仁王立ちし、
細かい指示を出します。こちらに乗っている人は、きっとこの祭りの
ために選ばれた、町内の「男のなかの男」なのでしょうね、きっと。

なにが凄いって、この太鼓屋台、男何十人で担いでいるのですが、
屋台の中で何人かがつねに太鼓を打ちつづけているんです。
その6台の屋台から流れるBGMが境内を神がかりとでもいうべき
轟音で包み込み、それが祭りの主役たち、そして観衆のテンションを
爆発的にあげている点です。
七代目も、いやがおうにもテンションがフルボルテージです!!
さて、目の前の屋台ふたつがガンを飛ばし睨みをきかせております。
いよいよ、「けんか」の幕がきっておとされてようとしています

「うおおおおぉおおおッッッ!!!!!」
男たちの荒ぶる叫びとともに、人の力とは思えないスピードでぶつかり
あう屋台。どれだけ頑丈にできてるんでしょうか、ギシギシというきしむ
音とともにガチンコするふたつの屋台。上に乗っている人もよく落とされ
ないな~と驚きます。物凄い力でぶつかりあう屋台は、やがてメキメキ
と天を突くように上に盛り上がっていきます

視点をかえるともう一方でもはじまっていました。
激しくぶつかる太鼓屋台。
揺れる提灯の炎。
大波に翻弄される難破船のごとき揺れの屋台の中では、それでも
激しく太鼓の音は鳴り止むことはありません。
なんと、このけんか、「太鼓の音が止まったほうが負け」という
なんとも非常なルール!!!
屋台を担ぐ男たちも、うえで仁王立ちする男たちも太鼓を打ち続ける
男達も、自分たちの町内のプライドと名誉のために血で血を洗う
デキレースを繰り広げます

その場所でのリアルな情景を、具体的に表現するボキャブラリーを
残念ながら七代目は持ち合わせていません。ただ、観衆の叫びにも似た
歓声がすべてを物語っています。
そして、その観衆たちの前で巨大な太鼓屋台がのたうち、ひしめきあう。
これほどド迫力のお祭りを、七代目は今までの人生で見たことがありません。

人間の力とも思えないほど、ぶつかりあう屋台の「前棒」が折られるという
アクシデントも発生。観衆の目の前では福島県警が鉄壁のバリケードを
はっておりますが、それでもドキドキというか、おすすめしていいのか迷って
しまうほどのスリルがあります

観光とは、その土地にすんでる人々の心の「光」を「観」る、という
意味があるそうです。
「飯坂けんか祭り」は、よくガイドブックにのっているような「外に開かれた
祭り」ではないということを重々承知してほしいと思います。
そして、祭りの特性上、必ずしも観光客の「安全」も保証できるものでも
ないと思います。
でも、だからこそ観ることができる、人間のもつ底知れぬパワー、
そしてこの日のために、この祭りの日を楽しみに過ごしている人たちの
営みを感じることができるのも事実です。
土曜日という曜日設定上、宿泊の予約をしやすくもあり、ともすると
何ヶ月も前から予約でうまってしまうかもしれない日ですが、興味を
持たれた方は、来年のこの日に飯坂に訪れてみるのもよいかも
しれません。
でも、その際には、それなりの覚悟もいっしょに、どうぞよろしくお願い
いたします・・・
(おわり)
●飯坂温泉のライブな情報、はっしんちゅう!
・・・吉川屋公式HPはコチラ(PC) (モバイル)
10月4日(土)夜7時を過ぎますと、各町内の太鼓屋台が
練り歩き、宮入り(みやいり)が始まります。
大地を轟かせる太鼓の振動は、朝の「それ」とはまるっきり
別物だと分かり、これから降り立つ荒ぶる神々の姿すら
予見させます。
会場となる八幡神社は、午前中とはうってかわって溢れん
ばかりの人、人、人!!!
近くに駐車場もなく、公共の交通機関でしか来れないのも
アレなのですが、と~にかく、こんなに温泉地に人が来たら
パンクしちゃいます!!ってくらいいっぱい人がおりました。

まだこの写真は宮入の少し前、神輿が到着する前になると、次々と
人が押し寄せてきます。場所取りが何より大事といえるでしょう

地元の人のアドバイスもあって、ぶつかりあうふたつの屋台が同時に
見られるベストスポットを陣取ることに成功!ここだと人の波に動きを
とられることも少なく、屋台との接近戦にもならないので比較的安全
だといえるでしょう

子供たちが持つ高提灯、御神輿がものすごい速さで境内を走り回り
終わると、各町内のテーマの太鼓を鳴らした太鼓屋台がズンドコ
入ってきました。
盛り上がる観衆。屋台の上には2人の人が悠然と仁王立ちし、
細かい指示を出します。こちらに乗っている人は、きっとこの祭りの
ために選ばれた、町内の「男のなかの男」なのでしょうね、きっと。

なにが凄いって、この太鼓屋台、男何十人で担いでいるのですが、
屋台の中で何人かがつねに太鼓を打ちつづけているんです。
その6台の屋台から流れるBGMが境内を神がかりとでもいうべき
轟音で包み込み、それが祭りの主役たち、そして観衆のテンションを
爆発的にあげている点です。
七代目も、いやがおうにもテンションがフルボルテージです!!
さて、目の前の屋台ふたつがガンを飛ばし睨みをきかせております。
いよいよ、「けんか」の幕がきっておとされてようとしています

「うおおおおぉおおおッッッ!!!!!」
男たちの荒ぶる叫びとともに、人の力とは思えないスピードでぶつかり
あう屋台。どれだけ頑丈にできてるんでしょうか、ギシギシというきしむ
音とともにガチンコするふたつの屋台。上に乗っている人もよく落とされ
ないな~と驚きます。物凄い力でぶつかりあう屋台は、やがてメキメキ
と天を突くように上に盛り上がっていきます

視点をかえるともう一方でもはじまっていました。
激しくぶつかる太鼓屋台。
揺れる提灯の炎。
大波に翻弄される難破船のごとき揺れの屋台の中では、それでも
激しく太鼓の音は鳴り止むことはありません。
なんと、このけんか、「太鼓の音が止まったほうが負け」という
なんとも非常なルール!!!
屋台を担ぐ男たちも、うえで仁王立ちする男たちも太鼓を打ち続ける
男達も、自分たちの町内のプライドと名誉のために血で血を洗う
デキレースを繰り広げます

その場所でのリアルな情景を、具体的に表現するボキャブラリーを
残念ながら七代目は持ち合わせていません。ただ、観衆の叫びにも似た
歓声がすべてを物語っています。
そして、その観衆たちの前で巨大な太鼓屋台がのたうち、ひしめきあう。
これほどド迫力のお祭りを、七代目は今までの人生で見たことがありません。

人間の力とも思えないほど、ぶつかりあう屋台の「前棒」が折られるという
アクシデントも発生。観衆の目の前では福島県警が鉄壁のバリケードを
はっておりますが、それでもドキドキというか、おすすめしていいのか迷って
しまうほどのスリルがあります

観光とは、その土地にすんでる人々の心の「光」を「観」る、という
意味があるそうです。
「飯坂けんか祭り」は、よくガイドブックにのっているような「外に開かれた
祭り」ではないということを重々承知してほしいと思います。
そして、祭りの特性上、必ずしも観光客の「安全」も保証できるものでも
ないと思います。
でも、だからこそ観ることができる、人間のもつ底知れぬパワー、
そしてこの日のために、この祭りの日を楽しみに過ごしている人たちの
営みを感じることができるのも事実です。
土曜日という曜日設定上、宿泊の予約をしやすくもあり、ともすると
何ヶ月も前から予約でうまってしまうかもしれない日ですが、興味を
持たれた方は、来年のこの日に飯坂に訪れてみるのもよいかも
しれません。
でも、その際には、それなりの覚悟もいっしょに、どうぞよろしくお願い
いたします・・・
(おわり)
●飯坂温泉のライブな情報、はっしんちゅう!
・・・吉川屋公式HPはコチラ(PC) (モバイル)
Posted by まちゃき七代目 at 19:34│Comments(0)
│七代目カメラ劇場