2008年03月22日

「社長と女将の三丁目の夕日」その9

「社長と女将の三丁目の夕日」その9



~社長の子供時代⑤~



私が小学生の頃は、まだ国鉄(今のJR)の主役は蒸気機関車でした。
発車する時のあの力強い動輪の動きや煙突から噴出す煙の匂いなどは、
いまだに私の記憶の中に鮮明に残っています。私の住んでいるところ
から国鉄の線路までは一番近いところでも5~6kmはあったでしょうか?
でも夜になって周りが静かになると摺上川の鉄橋を渡るガタンゴトンと
いう車輪の音やポーーッと何気に物悲しいような汽笛の音がよく聞こえ
てきたものです。



福島の駅からは、チンチン電車が走っており福島から伊達を経由して
湯野や保原、梁川の方まで線路が延びておりました。勿論その頃飯坂温泉
と福島駅を最短で結ぶ「飯坂電車」も走っておりましたが、わざと湯野
から遠回りでチンチン電車に揺られながら福島の町へ遊びに行ったり
した事もありました。大人になったら絶対に電車の運転手になろう、と
心に決めていた時期もありました。いわゆる鉄道マニアだったのです。



蒸気機関車もだんだん姿を消し、ディーゼル車になり、福島にも電気
機関車が走るようになった頃、こんな出来事がありました。東北本線に
初めての451系電車列車(電気機関車が客車を引く形ではなく)が登場
した時の事です。記憶に間違いがなければ「準急みやぎの」だったと思
うのですが、どうしてもその始発電車に乗りたくて親に黙って仙台まで
乗って行ってしまったのです。まだ中学生になったばかり?の頃でした。



戻りが夜になってしまって帰宅したら家中がてんやわんやの大騒ぎに
なっていました。家出したのではないか、はたまた誰かに誘拐されたの
ではないかと警察に捜索願を出す一歩手前だったそうです。似たような
シーンが映画にもありましたっけね?



勿論の事、大目玉をしっかりと頂きました。




2008年3月22日 社長





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Posted by まちゃき七代目 at 20:57│Comments(0)社長と女将の三丁目の夕日
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